品質管理(バルコニー防水編)
白い外観にブルーシートが施工された今日の現場。
既に防水紙の白いシートで建物が覆われています。
防水紙張る前の躯体状況。すでにサッシがついています。
今日はバルコニーの防水について ご紹介したいと思います。
木造住宅のバルコニーは、コンパネで下地が作られています。
水はけのため、緩やかな傾斜がつき、端部に溝が作られています。
雨が降りかかるバルコニーですので、当然高い防水性能が求められます。
木造住宅の場合、主として、FRP防水という工法で施工します。
ガラス繊維で補強して作る塗膜防水のことです。
ガラス繊維のシートをバルコニーの床面に敷き込み、
溶剤で上塗りしながら繊維シートを躯体に密着させていきます。
この溶剤は強いシンナーのにおいがしますので、この日だけは
現場がにおいます。ちなみに毎日この防水作業をしている職人
さんは マヒしてにおいを感じないとか。
下塗り+上塗りの塗膜を作ることで、雨にも強いFRP防水ができます。
これが施工後です。バルコニーをブルーシートで囲い、
乾く前に雨しずくがあたらないように対策します。しっかり
乾いてから仕上げ塗りを行い、FRP防水の完成です。
防水には10年の保証がつきます。定期点検を行い10年以降に
劣化があれば上塗りを重ねメンテナンスしていきます。
ただ、弊社ではプラン提案する際に屋根付きバルコニーを設計することが
多いです。雨が降りこみにくいバルコニーは 劣化もすくないですので、
利便性がいいだけでなく、長期メンテナンスにもおすすめですよ。
ケイスタイルハウジング
2018年11月28日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:おうちのこと
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